2006年1月12日 (木)

言いづらさには理解しづらい豊かさがある。

 茎にんにく宣言

 世界は、発音のしやすい言葉や文節ばかりを「洗練」や「美」と捉えすぎるあまり、語と語が新しい状況に出会うときに発する「グルーブ」ならびに「火花」を放棄し、無意識に「言葉の貧しい世界」を構築してしまってはいないだろうか?

「茎にんにく」(POETRY TANGUE TWISTER)は、イタロ・カルヴィーノがこれからの文学に必要な概念としてあげた「軽さ」と「速さ」(『Six memos for the next millennium』)の二つの概念を重用する立場に立ちながら、早口言葉(TANGUE TWISTER)を新しい短詩型文学形式と捉え、早口言葉でしか表現し得ない世界をケート(探索)することで、新しい千年紀の文学の突破口となりうる豊かな言葉の山を築きたいと考える。

 日常のなかで捨て去られている言葉を拾い上げ、「軽さ」と「速さ」を加え、偉大なる化学反応をもたらすことで、平坦な言葉が横溢する世界に、確かな新しい文学への出口を見つけるのだ。

 2006年1月12日 King Octavio

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