King Octavio新作『茎五十音』
色に流浪の愛飢え男
恋によく効く柿喰けこ
せっせさっさと射しすせそ
とっとたったか断ちつてと
泣くな悩みは何ぬねの
ほむら立つ間に晴ひふへほ
無意味なマイムを真面むめも
やんややんやとやい酔えや
揺れる倫理にララルララ
はじめ二和音三和音
【解説】演劇の発声練習によく使われる北原白秋による詩「五十音」――あめんぼ赤いなあいうえお」――へのオマージュ茎。冒頭、立ち上がるか立ち上がらないかの曖昧な意味性を漂いながら、「無意味なマイムを真面むめも」あたりから波に乗りはじめるのに注目。「やんややんやとやい酔えや」と煽ってみせたうえで、「揺れる倫理にララルララ」とかわすしなやかな余裕は、井上揚水を思わせる。ラストの「はじめ二和音三和音」の響きが結びとは感じられず、尻切れトンボの印象を否めないのは愛嬌か。(PP)
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コメント
おぉ~、いいっすね!
“男というものこんなもの”的な雰囲気がよーく伝わってくるっす。
「恋に良く効く柿」、柿は苦手だが食いてぇ~!
投稿: タイガージェット阿佐ヶ谷 | 2006年8月12日 (土) 15時53分