King Octavio新作
チュニック着たチューリッヒのニンフ〜中二の夏〜
【解説】後半のサブタイトルの使い方にKingらしさが出ている。前半の語の連なりによって一度は立ち上がりかけたヨーロッパ的で美しい幻想風景が、幻想などあくまでも幻想にすぎないのだから、ニンフなどに振り回されるのはやめて目を覚ませとでも言いたげに、あっけなく日本的「中二の夏」のなかにかき消されていく。何度か口ずさんであとに残るのは、チューリッヒの語感が呼んだ涼しさのみである。Kingからの暑中見舞い状と考えられる。(PP)
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